【ニューヨークIDN=J・ナストラニス】
2020年は、伝染性の強いウィルスが世界をシャットダウンし、貧富の差が広がり、この数十年で初めて貧困が急拡大し、より平等な社会を作るという国連の取組みが押し戻されて、2015年9月に国際的に合意された「持続可能な開発目標」が危機に瀕した年として記憶されることになるだろう。
12月初めの時点で、2億3500万人という記録的な数の人々が2021年に人道支援を必要とすることになるだろうと国連は警告していた。2020年からは40%近い増加になるが、そのほとんどがコロナ禍による影響と言えるだろう。