【ニューヨークIDN=ソマール・ウィジャヤダサ】
後天性免疫不全症候群(エイズ)は、1981年に米国で初めて医学的に特定されて以来、およそ7600万人がヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染し、関連死亡者が3500万人を超える史上屈指の破壊的な伝染病であり、近代医学史上、世界で最も政治化され、恐れられ、最も論争を呼んだ病気でもある。
しかし、今年、致死性の高い新型コロナウィルス感染症に世界で6500万人以上が罹患し、150万人以上が亡くなっている。
新型コロナウィルス感染症は、周囲で起こっていることに対する私たちの感覚を麻痺させただけではなく、世界で数百万人の命を奪うエイズやその他の感染症や疾病にも影響を与えている。